こんにちは。ペパーミントあいです。
2025年のプリキュア
『キミとアイドルプリキュア』の
ドリームステージの感想です。
ストーリーの概要と
個人的な感想を述べています。
ふつうにネタバレあります。
既にご覧になっていて
他の人の感想も見たい方や、
他の人の感想を見てから
観に行くか決めたい方、
もしくは、事情があって見に行けないから
感想を読んで内容を知りたい方向けです。
キミプリ ドリステのストーリー概要
①アイドルプリキュアの全国ツアー
ある日、アイドルプリキュアの元へ
全国ツアーの依頼が届きます。
依頼人はバッサリーナさん。
聞けば彼女は、
子供の頃からキラキラした芸能界に憧れ、
色々なオーディションを受けたけれど、
ことごとく落ちてしまったよう。
それで落ち込んでいたけれど、
アイドルプリキュアの歌を聴いて、
再び頑張ろうという元気を取り戻したそうです。
だから是非とも、
アイドルプリキュアの全国ライブを
プロデュースしたい!
既に会場も押さえてしまったから、
どうかこのオファーを受けてくれないか!?
と、マネージャーの田中や
マネージャー見習い(という設定)の
うたたちに熱弁します。
バッサリーナさんが帰ったあと、
うたたちは彼女がとても困っていたことや、
彼女の熱意に感銘を受け、
依頼を引き受けることにします。
が、メロロンだけは、
バッサリーナさんに何か引っかかるものを
感じた様子。
「今の人、気になるメロ」
と、気にしています。
②ライブ会場にチョッキリ団襲来!?
そして、いよいよアイドルプリキュアの
全国ツアーがスタート!
ライブは順調に進行していきますが、
キュアキッスはバッサリーナさんの
動向を気にしています。
バッサリーナさんは『社長』と
スマホで何か話しているようですが、
キッスにはどうにもそれが気になるよう。
そんななか、突如、
田中のキラキラがチョッキンされ、
クラヤミンダーに閉じ込められてしまいました!
会場のお客さんたちに
「今日あったことは内緒だよ」と約束して、
クラヤミンダーと戦うアイドルプリキュア。
無事クラヤミンダーを浄化し、
田中を救出しますが、いつもの戦闘とは違い、
クラヤミンダーを操っている
チョッキリ団の姿がありません。
「会場のどこかにチョッキリ団が?」
戸惑うアイドルたちに、キッスは
「いつものチョッキリ団とは違う気がする」
と話します。
ズキューンが詳しく聞こうとすると、
そこにバッサリーナさんが駆けつけてきたため、
話は中断してしまいました。
③バッサリーナの正体
その後、
スペシャルゲストの響カイトのステージもあり、
ライブはますます盛り上がります。
でも、最高潮に盛り上がったところで、
またもや田中がクラヤミンダーに
閉じ込められてしまいました。
そこにクラヤミンダーと共に現れたのは、
なんと、バッサリーナさんでした!
聞けば彼女は、
チョッキリ団期待の新メンバー。
彼女は何度もオーディションに落ち続けた自分を
採用してくれたチョッキリ団の元で輝くんだ、
と主張します。
アイドルプリキュアの全国ツアーを企てたのも、
大量に集まったキラキラを奪って
強いクラヤミンダーを作り、
プリキュアを倒すためでした。
さっきよりも強くなった
クラヤミンダーを何とか倒し、
アイドルたちはバッサリーナを説得します。
「もうこんなことはやめよう」
「あなたと一緒に全国ツアーをしたい」
でも、もう後戻りはできないと、
バッサリーナは自らに邪悪なエナジーを注ぎ、
バッサリンダーとなって
アイドルプリキュアの前に立ちはだかりました。
④大ピンチからの大円団
バッサリーナを救うため、
バッサリンダーと戦うアイドルプリキュアですが
巨大化したバッサリンダーは強すぎて
とても歯が立ちません。
バッサリンダーの攻撃で大ダメージを受け、
全員変身が解けてしまいました。
それでもうたは、
立ち上がってバッサリーナへ歩み寄ります。
「先輩、危険です!」
「逃げるメロ!」
「うたー!!」
仲間たちの制止の声を振り切り、
歩み寄ったうたは、
『笑顔のユニゾン』を歌います。
すると、バッサリンダーの動きが止まりました。
うたの歌とうたの呼びかけに、
バッサリーナの心が少しずつ動きます。
「そう。わたしは、
アイドルプリキュアの歌が好き。
でも、もう後戻りは出来ない!」
でも、一筋縄ではいきません。
自棄を起こしたバッサリンダーは、
会場のお客さんへ危害を加えようとします。
すると──
「ヒーローの出番です!」
「ガルガルしちゃ、めっ、だよ!」
客席の後方から
キュアスカイとキュアワンダフルが登場!
アイドルプリキュアのピンチを救います。
「あと一息。皆さんの出番です!」
キュアスカイに鼓舞され、
うたたちは再びプリキュアに変身。
バッサリンダーを浄化し、
元のバッサリーナさんへ戻しました。
良心を取り戻したバッサリーナさんは、
自分はもうここにいる資格はないと
立ち去ろうとします。
が、うたたちに励まされて、
「これからは選んでもらうのを待つのではなく、
自分で選んで生きる」
と決意します。
そして、今度こそ本当に
アイドルプリキュアの全国ツアーを
プロデュースすると宣言しました。
そこに、チョッキリーヌからの着信が。でも、
「わたし、
チョッキリ団を辞めさせていただきます!」
と、バッサリ。
こうして、アイドルプリキュアのライブが再開。
ひろがるスカイ!プリキュアや
わんだふるぷりきゅあも加わって、
楽しいドリームステージが始まりました。
テンプレじゃなかった!
私が今回のドリステを見て驚いたのは、
ストーリーがテンプレじゃなかったことです。
私がプリキュアを見始めたのは
デリシャスパーティからなので、
それ以前のドリステについては
分からないのですが、
私が知る限り、ドリステのストーリーって、
→ゲストキャラに歌を教えてもらう
→ピンチでその歌を歌うと力が湧き、前作と前前作の主人公のプリキュアが助けに来る
という流れでした。
ストーリー内容は当然それぞれ異なるものの、
大まかな流れはこういう感じでした。
でも、キミプリは違った!
既にみんなをキラッキランランにする持ち歌を
持っているアイドルプリキュアが、
力を与える歌を教えてもらう、って、
ちょっと違和感ですもんね(苦笑)
今までのドリステが『異世界』を
舞台にしていたのに対し、
キミプリは元の世界を舞台にしていたのも
テンプレじゃなくて良かったです^ ^
勘違いしてほしくないのは、私は決して、
今までのドリステはテンプレだからダメ、
と言いたいわけではありません。
テンプレでもお話にはそれぞれの作品の
世界観や個性があって、十分面白かったです。
ただ、キミプリにはこのテンプレは
合わなかっただろうなと思います。
ゆえの、テンプレでなくて良かった、なのです。
カイトさんの歌だけ別空間だった
そして個人的に最も印象に残ったのは、
カイトさんの歌でした。
アイドルプリキュアが主演なのに
ごめんなさいm(_ _)m
これは私が
カイトさん推しだからかもしれません。
でも、すごく良かったんです!
なんというか、
アイドルプリキュアの曲は全体に
きらびやかでテンポが速いのですが、
響カイトさんの曲はゆったりめで、
落ち着いた曲調なので、
ひと匙の清涼剤のようでした。
何より、テレビではまだ、
プライベートのラフなTシャツ姿しか
見せていないカイトさんが、
ちゃんとステージ衣装を着て、
歌って踊るアイドルをしている姿に
感動してしまいました(T . T)
よく紅白歌合戦で、
前の出演者で凄く盛り上がった空気を、
一瞬で自分の世界に変えてしまう大物歌手が
いるじゃないですか!
カイトさんからは
そんな大物歌手感を感じました。
さすがレジェンドアイドルですね^ ^
キュアスカイの登場で泣いた(T . T)
そしてこれは、
私が今だにひろがるスカイ!プリキュアが
大好きだからだと思います。
キュアスカイの「ヒーローの出番です!」を
聞いた瞬間、涙が出てきました(T . T)
ひろプリが終わったあとも、
こうしてキュアスカイのカッコいい姿を
見られるのが本当に嬉しくて(><)
キミとアイドルプリキュアが
5人がかりで苦戦した敵を、
一人で圧倒する姿もカッコよかった!
(これはストーリー進行上の演出で、
決してキミとアイドルプリキュアが弱い、
というわけではないことは分かっていますが)
私、最近本当にひろプリロスが酷いんです(苦笑)
ひろプリの放送が終わった時は
そうでもなかったんですが、
ひろの次のわんプリが終わった瞬間、
ひろが一気に遠くへ行ってしまった気がして^^;
だから映画やドリステで再び
ひろがるスカイ!プリキュアの姿が観れると
本当に嬉しいんです^o^
そのドリステも、
来年はもう出てこなくなってしまうこと確実で、
それを思うとまた寂しいのですが……
それくらい、ひろプリは大好きです!
スカイとワンダフルはいいコンビだった!
そして、キュアスカイとともに
後輩のピンチに駆けつけた先輩プリキュアは、
わんだふるぷりきゅあの主人公・
キュアワンダフルでした。
ヒーローでガッツリ戦うキュアスカイと、
戦わないキュアワンダフルは、実に対照的。
どんな風に後輩のピンチを救うのかと思いきや、
まず登場早々、
ワンダフルが好き勝手に走り回って
バッサリンダーを翻弄。
ワンダフルに振り回されて
敵が少し疲れてきたところで、
キュアスカイが強烈な一撃を叩き込み、
そこからはキュアスカイのオンステージでした!
スカイが華麗な立ち回るを見せて戦っている間、
ワンダフルはプリルンの頭を撫で撫でしたり、
ななちゃんの頭を撫で撫でしていました。
キュアスカイがヒーローガール・
スカイパンチを放つと、
ワンダフルはプニプニバリアで
飛んでくるバッサリンダーから
倒れている後輩たちを守ります。
そして、バッサリンダーを抱きしめて
「もうガルガルしなくていいよ」と
語りかけます。
スカイが戦い、ワンダフルは癒す。
いいなぁと思いました^ ^
バッサリーナさんの話
そして今回のゲストキャラのバッサリーナさん。
名前からしてチョッキリ団ぽくて
怪しいと思っていたけど、
メロロンが妙に気にしているので、なお怪しい。
と思いながら見ていたら、
案の定、チョッキリ団でした。
テレビでは断固として新人を雇わなかった
チョッキリーヌ様が新人を雇ったのは、
どういう心境の変化だったのか?
それもちょっと気になったけれど、
そこはドリステのストーリー上
さほど重要ではないので、また今度。
バッサリーナさんが
オーディションに落ち続けたのなら、
ふつうに考えたら、
ポッと出のアイドルプリキュアに嫉妬して
恨みに思っていてもおかしくありません。
チョッキリーヌが彼女を採用したのも、
そうであると見込んだからかもしれません。
でもドリステでは、
そんな様子は一切描かれていませんでした。
バッサリーナさんが
プリキュアを倒そうとした動機は、あくまでも
「選んでくれた人の元で輝きたいから」でした。
彼女が元々持っていた「アイドルへの憧れ」は、
健在のままでした。
アイドルプリキュアへの
嫉妬や恨みを動機にした方が
大人にはウケるかもしれません。
でも、プリキュアのお客様は、子供たちです。
余計な嫉妬や恨みの要素は排除して、
「自分で選ぶことの大切さ」
を打ち出してくれたこと。
その根底にある思い「アイドルが大好き」を
しっかり描いてくれたことは、
良かったと思います^ ^
ツバサくんとこころちゃんに通じるもの
また、元々は自分がアイドルになることを
夢見ていたバッサリーナさんが、
アイドルをプロデュースすることで輝く。
元々のイメージとは少し違う形で
夢を叶えるのも、
ツバサくんやこころちゃんと重なるものがあり、
良かったです^ ^
ツバサくんはプニバードの姿で
空を飛ぶことを夢見ていたけど、
実際に空を飛んだのはプニバードではなく、
プリキュアの姿でした。
こころちゃんは変身前の姿で
キュアアイドルとキュアウインク共に
ステージに上がることを夢見ていたけど、
実際にはキュアキュンキュンに変身して
アイドルプリキュアになりました。
思い描いていた通りの姿でなくても、輝ける。
夢は叶えられる、というのが、
なんかリアルでいいですね。
唯一の不満
そんなわけで、
面白くて感動して大満足のドリステでしたが、
一つだけ不満に思ったことがあります。
それは、
キミとアイドルプリキュアの名乗りの回数です。
プリキュアが変身後に必ず行う名乗り。
「キミと歌う、ハートのキラキラ!
笑顔にっこり、キュアアイドル!」
っていうヤツ。
これ、プリキュアの
大事な見せ場の一つですよね!?
でもなぜか、
ドリステでは一昨年のひろプリから、
名乗りの回数が減ってるんですよ!
ドリステで変身する場面は、
ストーリー中に3回。
加えて最後、プリキュアが大集合して
歌とダンスを披露するコーナーでも一回、
名乗る機会があります。
3年前のデパプリでは、
ストーリー中でも変身するたびに名乗っていたし
ダンスの前にも名乗っていたと思うのですが、
一昨年のひろプリからは、
名乗りの台詞を言うのは
最初の一回目のみとなってしまいました。
2回目の変身以降は、ダンス前も含めて、
「スカイミラージュ!トーンコネクト!
ひろがるスカイ!プリキュア!」のみに。
翌年のわんプリ、今年のキミプリも同様でした。
何回も名乗るとくどいとか、
その分お話の尺が減ってしまうとか、
そういう理由でしょうか?
でも、名乗りも変身と同じくらい、
いや変身とセットで大事な見せ場です。
アニメではない、
生のプリキュアが目の前で名乗るところなんて
そうそう見る機会ないんだから、
もっとガッツリやってくれればいいのになぁ、
と思います。
キュアスカイとワンダフルの名乗りは
ちなみに、キュアスカイとキュアワンダフルは
名乗りを2回していました。
ショーで後輩のピンチに
カッコよくて登場する時と、
最後のダンスの前です。
先輩が2回名乗っているのだから、
主役の今季のプリキュアも先輩と同じ回数は
名乗っていいんじゃないかと思います。
キミプリドリステの感想まとめ
以上が、私から見たキミプリのドリステの
お話と感想です。
いかがでしたでしょうか?
名乗りに関して若干の不満はありますが、
それ以外のショーについては
大大大満足のドリステでしたvv
ちょっと全体に、メインのうたちゃんたちより
ソラちゃんやカイトさんに
感想が偏ってしまったかもしれません(^◇^;)
そこは推しということで、
ご勘弁いただければ幸いです(笑)
少しでも楽しい雰囲気が伝わっていれば
嬉しく思います^ ^
プリキュアのドリステ、
めちゃくちゃ楽しいので、
プリキュアファンで観たことない方はぜひ、
観に行ってほしいです!
以上、ペパーミントあいがお届けいたしました。